_ (12/6記:SITA2011セッション二日目。今回は聴きたい発表同士がパラレルセッションの別セッションで同時に行われるという事態があまり起こらなかったのだけど、よりによって最も聴きたいセッションと2番目に聴きたいセッションが同じ時間帯になってしまった。なんたること。)
_ (12/6記:SITA2011最終日。どの発表かは書かないが、発表を聴く限りただ単純作業を実行しただけのようにしか思えなかった発表があったため、(発表者が学生さんということを考慮して、なるべくまろやかに)「今回の成果で技術的に一番難しかったのはどの部分ですか?」と質問したら、「特に難しいところはありませんでした」といった旨の回答が返ってきてしまった。まぁ、正直なのは良いことだとは思うのだが…)
_ (12/10記:この日は島根大学の理工特別コースの学生さん向けに頼まれていた講演をした。理工特別コースというのは、特別に選抜された総合理工学部の学生を対象に、色々な研究室の見学や3年次からの早期研究室配属など様々な企画を行うものらしい。その一環として、各分野の専門家を招いて分野紹介をしてもらう企画があるらしく、私は(数学ではなく)情報セキュリティの専門家という立場での分野紹介を依頼されていた。情報セキュリティの研究に数学が役立っている事例などを織り交ぜつつ、身近なところで実は陰ながら情報セキュリティ技術が働いていることと、情報セキュリティについては非常に幅広い観点からの研究が行われている(例示したのは、狭い意味での情報科学に加え、サイドチャネル攻撃、生体認証、フェイルセーフな暗号設計、情報セキュリティの法律的な取り扱いなど)ということを強調しておいた。後で先生の話を聞いたところ、どうやら好評だったようで何よりである。)
_ (12/10記:この日は前日の講演に付随する移動日。松江から米子空港経由で帰ってきたのだが、米子空港は島根ではなく鳥取にあるということをうっかりしていて、空港でお土産を探したものの島根っぽい品は満足に探すことができなかった。おかげで、島根大学への出張なのに鳥取土産を買って帰る羽目に。)
_ (12/10記:この日は午前中に某企業の方とちょっとした打ち合わせの予定があったのだが、「8時半ぐらいの電車に乗ればいいか、と思って起床したらいつの間にか8時半だった」というポルナレフ状態になって冷や汗をかいた。しかし、そんなこともあろうかと(元々は電車の遅れ対策だったのだが…)予定に余裕を持たせていたので、最終的には待ち合わせに遅れずに済んだ。よかったよかった。)
_ arXiv:quant-phの新着チェックを4/5分まで終わらせた。arXiv:mathは相変わらず4/3分までで止まっている。
_ 以前のネタと最近のネタで、書かなければならない論文の数がえらいことになっている。
_ ↑↑ちょっと頑張って、arXiv:mathのチェックを4/6分まで終わらせた。あと、しばらくさぼっていたCryptology ePrint Archiveのチェックを2011/335まで終わらせた。
_ ↑↑とりあえず、先日rejectされてきた論文を右から左へ受け流別の論文誌に投稿したので一つ作業が減った。
_ (12/23記:この日は東京近郊の暗号研究者っぽい人たちの多くがISEC研究会→某飲み会という予定で動く中、通常通り職場で仕事していた。上記の理由で部屋が閑散としていたのが印象深かった。)
_ (12/23記:年末の大掃除代わりに、書きかけの論文を年内に投稿すべく執筆を進めている。その原稿中で、現在の主定理を一般化した命題を予想として挙げていたのだけど、やっぱりどうにかして一般化した命題も証明できないかなぁとごちゃごちゃ考えているうちに、なんと予想の反例を思いついてしまった。まぁ、それはそれで元々の命題の仮定が単なる技術的制約ではないことが判明したということで喜ばしいことである。というわけで、反例を含める形で投稿版の論文を準備中。)
_ (12/23記:あ、あとこの日はうちの研究所の別部門の人たちとミーティングがあったんだった。あそこの人たちの居室は私の居室よりも私の自宅から近い場所にあるので、あちらに出張できる日は移動が楽で助かる。)
_ (12/23記:とある会議のようなものに出席する必要があったため、普段より遅い時間に職場を出る羽目になった。そしたらバスを待っている間が非常に寒くて、冷気をたくさん吸い込んだせいでしばらく頭痛に襲われていた。)
_ (12/23記:この日はうちの部門の来年度以降の研究方針などについて会議をしていた。うちの部門は元々時限付きの部門で、今年度が最終年度なので来年度から編成などが色々と変わるのである。あまり居心地の悪い職場にならないといいなぁと思いながら話を聞いていた。)
_ (12/23記:この日は私と数名の仲間で企画している年1回のワークショップ「暗号及び情報セキュリティと数学の相関ワークショップ」の開催日だった。層係数コホモロジーを用いたネットワーク符号化の研究に関する講演、格子簡約アルゴリズムを利用して暗号の安全性解析を行う研究に関する講演、それと私がちょこっと胡散臭い発表をするというプログラムで、大体30名から40名ぐらいの参加者が集まったものと思う。年末の忙しい時期にこれだけの方々に来ていただけて、しかも議論も盛り上がったということで、主催者としては嬉しい限りである。また来年も楽しいワークショップを実施したいものだ。)
_ (12/23記:この日は午前中と午後に別々の場所でミーティングがあり、しかも午後は別の勉強会も重なってしまった(というわけでそちらは欠席)という、何とも慌しい日だった。で、午後のミーティングから帰るときに「よいお年を」みたいな年末の挨拶をしたのはいいのだが、来週また顔を合わせる予定の同僚諸氏にまで同じ挨拶をしたものだから、まだ仕事納めじゃないですよねーといった具合のツッコミを受ける羽目になった。しまった。)
_ お休み。遅ればせながら年賀葉書を買いに郵便局へ行ったら、祝日ということで郵便局が休みだった。しまった。
_ 数学業界で有名なネタとして「エルデシュ数(Erdös Number)」(ある人から、共著論文を渡っていくことでポール・エルデシュまで最短何手で辿り着けるかを表す数)という概念がある。私は以前、その亜種である「師匠数」(エルデシュの代わりに、その人の師匠(学生時代の指導教員)をゴールにしたもの)という概念を提唱したのだが、先日数学仲間のNMT氏から「Emperor Number」という概念を教えてもらった。こちらは何と、エルデシュの代わりに今上天皇がゴール*1という極めて畏れ多い概念である。で、NMT氏調べによると、どうやら私は師匠数よりもEmperor Numberの方が小さい(!)という、恐らくかなり奇妙な境遇にあるようなのである。そんなネタを考え付くNMT氏もNMT氏だが、そんな奇妙な実例になってしまう私も私であるなぁ。…というネタを、偶然にも天皇誕生日であるこの日に思い出した。
*1 魚類学者であられることは有名だが、共著論文が存在していたとは知らなかったのでとても驚いた
_ (12/25記:お休み。某民放地上波で全日本フィギュアスケート選手権の中継を観たのだが、あまりにも惨い番組構成とカメラワークに(以前からそんなもんだ、と言えばそれまでなのだが、今回は特に)軽い殺意を覚えたので、次回からは別の視聴方法を検討しようと心に誓った。)
_ お休み。今日はクリスマスということで、バレエ「くるみ割り人形」のDVDを観た。個人的にはとても楽しくて素敵な演出だったと思う。あと、今まで観たこの演目の中で今回のドロッセルマイヤーが一番好み。
_ SCIS2012のプログラムが出ていたのでざっと目を通してみた。今のところ、時系列順で2F1-1、2A2-2、2D3-2、2A3-4、2D3-5、3F3-1、3A3-2、4B2-3が特に気になるなぁと思ったのでメモ。あと、今回は諸事情により初日に参加できないのだが、被害が(ゼロではないが)思ったより少なそうでほっとしている。
_ (12/29記:最近書いている論文で、数年前に書いたバージョンに載っている定理の証明にギャップがあるような嫌な感じがしたためより明確な証明を付けようと考えたが上手くいかず、いっそ定理の反例を作ってしまおうかとガリガリ計算してみたがそれも上手くいかず、そうこうしているうちに証明の方針を思いついて結局ちゃんと証明する方針で書き進めている。)
_ (2012/1/6記:年末年始ぐらい骨休めするべきかと思っていたのだが、溜まっている仕事が気になって全く気が休まっていないことに妻の指摘で気が付き、開き直って年末年始も8割ぐらいは普通に仕事することにした。)
_ (2012/1/6記:大晦日。我が家では数年前から東急ジルベスターコンサートのカウントダウン演奏で年越しするのが定番になっている。今回は私の大好きな曲である、ラヴェルの「ボレロ」がカウントダウンの曲ということで特に楽しみにしていた。で、演奏自体は堪能したのだけど、演奏の終了が新年突入よりも5秒ほど早かった。これまで時間ピッタリに演奏終了する場面を何度も見てきたので少々残念ではあったのだけど、何かと大変だった2011年の厄落としとしては、むしろちょっとぐらい失敗する方が丁度良いのかな、とも思った。とはいえ、10分以上も演奏していて誤差がたった5秒というのはよく考えると充分驚異的なことなのだろうけれども。)
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