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MarriageTheoremのこと

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2014-01-01

_ (1/6記:新年。今年もよろしくお願いします。

_ サッカー天皇杯決勝をテレビ観戦。毎年これを観ないと年が明けた気分がしないのだが、来年からどうしたものか。)


2014-01-02

_ (1/6記:休暇中。とある百貨店の新春特売へ行ってきたところ、昼食のために入ったお店に獅子舞が来襲するという目出度い事件に遭遇。良い経験をした。)


2014-01-03

_ (1/6記:休暇中。実は大晦日に買い物先のスーパーマーケットで愛用の手提げ袋を落としてしまい深い悲しみに包まれていたのだが、親切にもそれが落し物として届けられたという吉報を聞いて受け取りに行ってきた。世の中捨てたものではないなぁ。

_ ↑ちなみにお店の受付で遺失物届けを記入するとき、落とした手提げ袋の特徴がわかる絵を描く、というNo絵心クラスタには試練以外の何物でもない行為を要求されて冷や汗をかいた。幸いにも手提げ袋に書かれていた単語が充分に特徴的だったために、その単語を記すことで詳細な絵を描かなくても何とか手提げ袋の特定が可能だったのだが。あんな恐ろしい目に遭うのだから落し物には気を付けなければなるまい、と心に誓ったのであった。)


2014-01-04

_ (1/6記:休暇中。おせちもいいけどモネもね、ということで妻および妻の両親と一緒に某美術館で開催されていたモネ展を観てきた。展覧会の本体ももちろん素晴らしかったのだが、入り口を入ってすぐの壁掛け解説文の冒頭にエミール・ゾラの言葉(確か、「親の代の画家が風景に感じた詩情を、我々の代の画家は鉄道の駅から感じなければならない」みたいな内容)が引用されてあったのが個人的な裏ハイライトであった。なぜ裏ハイライトなのかはここでは説明しないけれども、代わりにエドゥアール・マネ作「エミール・ゾラの肖像」が載っているウェブページ(ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Edouard_Manet_049.jpg)を引用しておくことにする。



あと、売店の店頭にロダンの「考える人」が描かれたスマートフォンカバーが並んでいたあたりに今昔の文化の融合を感じて感慨深さを覚えた。)


2014-01-05

_ (1/6記:9連休だった年末年始休暇もこの日が最後である。今回の休暇では珍しく体調を崩さなかったし、珍しく仕事にも手をつける気が殆ど起こらなかったのだけど、キューネン「集合論」(の和訳)はちまちまと読み進めていて、いよいよ強制法の章に突入するところまでこぎつけることができた(といっても、途中の章はかなり端折ってしまっているのだけど)。難しいとは思うが、今年度中に読み終えられればいいなぁ。)


2014-01-06

_ 仕事始め。本当ならリハビリ的にまったりとした仕事始めにしたかったのだが、いきなり会議のため朝早く家を出る羽目になり、しかも電車のダイヤの乱れで電車はやたら混んでいたりと仕事始め早々大変な一日だった。やれやれ。

_ IACR ePrint 2014/010まで確認済み、ECCC 2003年分まで確認済み

_ 気になった論文:A Theoretical Study of Kolmogorov-Smirnov Distinguishers: Side-Channel Analysis vs. Differential Cryptanalysis, Annelie Heuser and Sylvain Guilley and Olivier Rioul, http://eprint.iacr.org/2014/008

In this paper, we carry out a detailed mathematical study of two theoretical distinguishers based on the Kolmogorov-Smirnov (KS) distance. This includes a proof of soundness and the derivation of closed- form expressions, which can be split into two factors: one depending only on the noise and the other on the confusion coefficient of Fei, Luo and Ding. This allows one to have a deeper understanding of the relative influences of the signal-to-noise ratio and the confusion coefficient on the distinguisher’s performance. Moreover, one is able to directly compare distinguishers based on their closed-form expressions instead of using evaluation metric that might obscure the actual performance and favor one distinguisher over the other. Furthermore, we formalize the link between the confusion coefficient and differential cryptanalysis, which shows that the stronger an S-box is resistant to differential attacks the weaker it is against side-channel attacks, and vice versa.


2014-01-07

_ (1/8記:出張中。新年初の迷子になった。)


2014-01-08

_ IACR ePrint 2014/018まで確認済み、ECCC 2003年分まで確認済み

_ 某氏にTwitter上で教えていただいた論文。Spectral Theory for p-adic Banach Representations and p-adic Quantum Theory, Tomoki Mihara, http://arxiv.org/abs/1302.2399

_ ここ数日集合論熱が再燃しているので、かがみさんの集合論雑記の前半(強制法の直前くらいまで)を一気読みするなどした。ここまでは以前キューネン本を読んでいたときにある程度触れていた題材だったので、ここからが本番なのである。
この件に限らず、今年は数学的に新たな武器を手に入れるための勉強をきちんとやりたいと思っているので、雑事は極力速やかに済ませるようにしたいものである。


2014-01-09

_ IACR ePrint 2014/025まで確認済み、ECCC 2003年分まで確認済み


2014-01-10

_ (1/11記:出張最終日だったのだが、前日の午後からこの日にかけて体調が著しく悪く、悪寒がひどかったり、夜通し吐き気が止まらず何度もトイレへ駆け込む羽目になったり大変だった。そのためこの日の用事は欠席させていただき、ホテルのチェックアウト時間ギリギリまで部屋で休んだ後、近くの病院を紹介してもらい栄養剤(食事も摂れていなかったので)と吐き気止めの点滴を打ってもらって、何とか電車に乗れそうな状態になったので帰宅して、自宅近くの病院で改めて診察してもらった。胃炎の類(詳細はあまり憶えていない)だろうとのことである。発熱もあったため、念のためインフルエンザの検査も受けたがそちらは問題ないとのこと。この件では職場の方にも何人も心配していただきありがとうございました。ちょうど三連休なのでよく休みます。それにしても、人生初の点滴を出張先で体験することになろうとは思わなかった。まだ国内だったのが不幸中の幸いだったと思う。)


2014-01-11

_ (1/16記:週末。胃炎のため一日寝込んでいた。)


2014-01-12

_ (1/16記:週末。あいかわらず胃炎のためろくに食事が摂れていないのだけど、少しずつ食べ物らしい食べ物を身体が受け付けるようになってきている。
ちなみに、前日に妻が「ノンアルコール甘酒」なるものを発見して買ってきてくれた。栄養満点で消化にも良いということで、また、お酒を飲めない私としてはノンアルコールである点も非常にありがたい。どうにか身体が保っているのはこれのおかげなんじゃないかなぁと思っている。


2014-01-13

_ (1/16記:月曜日だが祝日。この体調の悪いときに三連休というのは不幸中の幸いであった。胃炎も少し落ち着いてきたし、翌日から出勤なので体力もある程度付けなければ、ということで前日より栄養のありそうな食べ物にチャレンジしてみた。ちなみに、今回病院でもらってきた錠剤はなぜかわからないが恐ろしく飲みにくい。そこまで巨大というわけでもないのに、飲む度に喉にひっかかってすんなり飲み込むことができないので困った。)


2014-01-14

_ (1/16記:この日から出勤。普段は職場での昼食時は米食なのだが、今回は少しでも消化の良さそうなものにしようと思ってうどんを注文してみた。職場の食堂で麺類を食べたのはひょっとすると初めてじゃなかろうか。)


2014-01-15

_ (1/16記:この日も出勤。さすがに病み上がりなので体力の低下を感じる。また、普段は仕事中に紅茶を飲んだりするのだが、胃への負担を考えてもっぱら白湯を飲むにとどめている。)


2014-01-16

_ 調べ物のため母校の図書館に行ったところ、「パズルゲームで楽しむ写像類群入門」の著者サイン入り本が本棚に飾ってあったのを発見してニヤリとした。

_ IACR ePrint 2014/041まで確認済み、ECCC 2003年分まで確認済み

_ 気になった論文1:General Impossibility of Group Homomorphic Encryption in the Quantum World, Frederik Armknecht and Tommaso Gagliardoni and Stefan Katzenbeisser and Andreas Peter, http://eprint.iacr.org/2014/029

Group homomorphic encryption represents one of the most important building blocks in modern cryptography. It forms the basis of widely-used, more sophisticated primitives, such as CCA2-secure encryption or secure multiparty computation. Unfortunately, recent advances in quantum computation show that many of the existing schemes completely break down once quantum computers reach maturity (mainly due to Shor’s algorithm). This leads to the challenge of constructing quantum-resistant group homomorphic cryptosystems.

In this work, we prove the general impossibility of (abelian) group homomorphic encryption in the presence of quantum adversaries, when assuming the IND-CPA security notion as the minimal security requirement. To this end, we prove a new result on the probability of sampling generating sets of finite (sub-)groups if sampling is done with respect to an arbitrary, unknown distribution. Finally, we provide a sufficient condition on homomorphic encryption schemes for our quantum attack to work and discuss its satisfiability in non-group homomorphic cases. The impact of our results on recent fully homomorphic encryption schemes poses itself as an open question.

_ 気になった論文2:Practical polynomial time solutions of several major problems in noncommutative-algebraic cryptography, Boaz Tsaban, http://eprint.iacr.org/2014/041

We provide new provable polynomial time solutions of a number of problems in noncommutative-algebraic cryptography. In contrast to the linear centralizer method of \cite{LinCent}, the new method is very simple: In order to solve linear equations on matrices restricted to matrix groups, solve them over the generated algebras. We name this approach the \emph{algebraic span method}.

The resulting algorithms are have substantially better performance than those of \cite{LinCent}. These algorithms constitute cryptanalyses of the motivating protocols that cannot be foiled by changing the distributions used in the protocols, and are practical for most affordable parameter settings.


2014-01-17

_ (1/19記:某C大ミーティングでSCISに向けた発表練習をするなどした。普段と比べて今回は本人比で比べ物にならないほどたくさん練習した(0除算的な意味で)のでよい発表ができるといいなと思う。)


2014-01-18

_ (1/19記:週末。難航中の査読に取り掛かっている。)


2014-01-19

_ 週末。

_ IACR ePrint 2014/044まで確認済み、ECCC 2003年分まで確認済み

_ 気になった論文:A New Algorithm for Solving the Approximate Common Divisor Problem and Cryptanalysis of the FHE based on GACD, Jintai Ding, Chengdong Tao, http://eprint.iacr.org/2014/042

In this paper, we propose a new algorithm for solving the approximate common divisors problems, which is based on LLL reduction algorithm of certain special lattice and linear equation solving algorithm over integers. Through both theoretical argument and experimental data, we show that our new algorithm is a polynomial time algorithm under reasonable assumptions on the parameters. We use our algorithm to solve concrete problems that no other algorithm could solve before. Further more, we show that our algorithm can break the fully homomorphic encryption schemes, which are based on the approximate common divisors problem, in polynomial time in terms of the system parameter $\lambda$.


2014-01-20

_ (1/22記:現在作成中の論文の主定理の証明について某氏と議論していた。暗号理論の論文で、ゲームホップと呼ばれる手法を使って証明を段階的に進めていくのだけれども、「◯◯をする時点では△△が××の状態になっている必要がある」という類の制約条件が入り組んでいて、倉庫番のパズルを解いているような気分になった。)


2014-01-21

_ (1/22記:SCIS@鹿児島初日。自分の発表も座長のお仕事も両方終わったので、晴れやかな気持ちで二日目以降を迎えられそうである。あと、胃炎がなかなか言えんこともあり、昼も夜も雑炊というか出汁茶漬けというかそういう身体にやさしい食事に徹していた。)


2014-01-22

_ IACR ePrint 2014/050まで確認済み、ECCC 2003年分まで確認済み


2014-01-23

_ (2/6記:かなり記載が遅くなったが、この日はSCISの3日目。恒例のナイトセッションがあったのだが、食べ物の量があまり多くなくて食べ物にありつくことができなかった。(でも「夕食が提供された」とみなされて職場からの出張費支給額が減らされる、という悲しみに包まれている。))


2014-01-24

_ (2/6記:SCIS最終日。胃炎もなだめつつ無事に出張をのりきれたのでよかった。あと、某氏の発表スライドはぜひテンプレート化して公開してほしいものだなぁと思わされる出来栄えだった。)


2014-01-25

_ (2/6記:週末。)


2014-01-26

_ (2/6記:週末。SCIS土産の「かごしまスイートポテトン」なるお菓子を堪能していた。これ、美味しいのもさることながら、売店で流れていた洗脳ソングがなかなかイカした味わいだったので、今度音源がどこかで公開されていないか探してみたい。)


2014-01-27

_ (2/6記:出張も終わって通常業務…と思いきや、この日は打ち合わせのため本拠地ではない職場へ。)


2014-01-28

_ (2/6記:この日は某EMRさんが職場にバオー来訪されていたのでスタンドバトル共同研究中のネタについて議論するなどした。)


2014-01-29

_ (2/6記:先日某氏とジャンケンバトル議論した共同研究ネタの主定理の証明が一筋縄ではいかない状態で苦戦しているのだけど、どうにか整理がつきそうな目処が立った(←フラグではない、断じて)ので証明を書き進めている。)


2014-01-30

_ (2/6記:証明を書き進めている。)


2014-01-31

_ (2/6記:某C大ミーティング。今日も証明を書き進めている。)


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