_ (8/9記:実は前日から数学基礎論サマースクールに参加していた。恐ろしいほどの人口密度で何事かと思ったのだが、どうやら数学とか哲学とか計算機科学とかその他諸々の分野から参加者が集まったということらしい。分野が交わる分野なのだなぁ。)
_ (8/9記:数学基礎論サマースクール最終日。講義中に「weak counterexample」という概念(私の理解が正しければ、「ある命題について、普通の数学理論ではそれが成り立つと証明できるのだが、構成的数学の範疇では証明できないような例」のこと)が紹介されたときに、構成的数学の範疇でその命題が「決して証明できない」状況と「少なくとも現時点では証明を得ていない(未解決問題のようなもの)」状況の区別が気になったので休み時間に質問してみたところ、特に両者は区別されていないといった回答をいただいた(はず、私の理解によれば)。この両者の関係は、暗号理論における情報量的安全性と計算量的安全性(この場合、「証明」の代わりに「攻撃」を考えることになるが)の関係に似ているような気がして、後者の関係の区別は暗号理論でとても重要なので、逆に前者の関係が特に区別されていないらしいことに興味を抱いたのであった。(ただ、私は構成的数学の方面には全然明るくないので、実際は違うのかもしれない。もしそうであればご指摘いただけると助かります。))
_ (8/9記:この日のミーティング中に緊急地震速報の館内放送が流れて、会議室に緊張が走ったが、「予想最大震度4」との追加アナウンスで弛緩した空気に変わった(結局、実際に地震は来なかったみたいなのだが)。いや、よくよく考えれば震度4だってだいぶ大きな地震のはずなんだけども。地震大国ここにあり。)
_ (8/13記:某ワークショップ二日目、ウェブページの案内を見て興味を持ったという普通の(大学以降の数学を独学している様子なども特になさそうな)高校生ふたりが来場する珍しい事例が発生。積極的なのは良いことだし公開ワークショップで入場制限するのもおかしな話なのでそのまま参加してもらったのだけど、いきなりカテゴリーが云々とかいう容赦ない話を浴びせることになったので大丈夫だったのかなぁと心配している。前日だったら、中高生ぐらいでも問題は理解してもらえそうな話があったからちょうどよかったのだけど。
なお、折角の機会なのでその二人に「つどい」の宣伝をしてみた。高校生だと参加も簡単じゃないだろうけど、プロ仕様のワークショップよりは年が近い人が多いし居心地も良いのではないかなぁ。)
_ (8/13記:夏休み。夕方に買い物に行くことになって、支度にもたついていたら物凄い豪雨が降り始めたので買い物を中止した。行動が機敏でなかったために危険を回避した貴重な事例である。)
_ (9/6記:しばらく論文書きの締切りに追われていたのでここの更新が滞りまくっていた。さすがに半月前の出来事を細かく覚えていないのだが、この日から更新が止まっているということはこのあたりから追い込みの時期に入っていたようである。)
_ (9/6記:週末。前日分の日記に「論文書き」と書こうとしたら「論文化機」と誤変換されたので、そんな便利な機械があったら今回あんなに苦労せずに済んだわい、と内心で一人ツッコミを行うなど。)
_ (9/6記:某C大ミーティング。本当はこの日までに論文の原稿を書き上げて皆さんに読んでもらって意見を伺いたかったのだが、それは儚い幻に終わった。その代わりに論文タイトルについて改善案をもらえたのはありがたかった。)
_ (9/6記:週末。週明けから出張で出張中に締切りが来るというのに論文書きが終わらない。終わらない。終わらない。終わらない。論文を2本投稿予定でかつ大事なことなのでウォーズマン理論で計4回言ってみた。そんなわけでせめて1本だけでも出張前に終わらせるべくひたすら論文を書いていた。)
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