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MarriageTheoremのこと

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2012-04-01

_ 昨日の某プレプリントに関する記事をTwitterで紹介したら何人かの人にRTされたらしく、今日ここに来てみたらアクセス数がやたら増えていた。初めはRTされたことを知らなかったので、一瞬「ここのカウンタにはエイプリルフール機能が実装されていたのか」と思ってしまった。

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 1月31日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/170まで


2012-04-02

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 2月1日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/170まで


2012-04-03

_ 今日は強風のため職場から「特別な用がないなら早めに帰れ(←意訳)」という通達が出る事態になっている。というわけで早めに帰宅中。家に着くまで交通機関が無事に保ってくれるだろうか。

_ ↑あ、更新忘れてたけど無事に家に着いてます。


2012-04-04

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 2月5日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/170まで


2012-04-05

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 2月12日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/170まで

_ 先日大学の図書館でこんな本を見掛けたのでメモ。


2012-04-06

_ 条件付採録(ただしmajor revision)中の論文の手直しをしていて、「条件付採録の論文の手直しというのは費用対効果の観点からは新しい論文を書くよりお得なはずなのに、なぜこうもやる気が出ないのだろう」と不思議に思っていたのだが、それは自分が書きたいと思っていることではないことを書く必要があるからかもしれないと思い至った。


2012-04-07

_ 【重要】今日は『数学女子』3巻の発売日です。


2012-04-08

_ (4/9記:今日教わったところによると、何かのサービスの利用規約などで「他人」と書いてあるときには、法的には同居人は「他人」に含まないというのが通説なのだそうな。しかしながらサービスを使う側の一般人は「他人」が法的にどう定義されるかなんて知らないことが殆どなわけで、そういう紛らわしい用語を使う場合には規約の冒頭にでも定義を書いておいてほしい…と思うのは数学者の職業病だろうか。)


2012-04-09

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 2月15日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/170まで


2012-04-10

_ 今日は久しぶりにキューネン本の演習問題が解けたので気分が良い(ただし、チェックがまだなので正解であるとは限らない)。


2012-04-11

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 2月19日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/170まで

_ 先日、イギリスから情報セキュリティ系の某先生がいらした際に、「日本の数学者には数学以外の分野への応用について興味のない人たちもいるし、もっと悪いことに数学が応用されること自体を嫌う人たちさえいる」といった話をしたら、イギリスでも事情は似たようなものだ、というお返事をいただいた。上記の傾向は日本特有のものなのかと思っていたが、意外とそういうわけでもないのかもしれない。

_ ↑このようなことを書きつつ、今日Twitter経由で日本数学会による「数学教室への情報提供の依頼」なる文書の存在を知った。その中に以下のような項目がある。

(2)(「日本数学会会員の社会貢献活動 」を広報するための情報提供のお願い)

数学および数学者が社会で果たしている役割を、日本数学会が社会に対してもっと強くアピールして欲しいという声を受けて、2010年度からこの事業を始めました。皆様の数学教室の社会への活動の情報について以下を本会宛にお送りいただき、「日本数学会会員の社会貢献活動」として集約していくことにいたしました。いただいた情報のうち可能なものは広報し、また情報を日本数学会会員の間で共有して今後の社会貢献活動に生かせるようにしたいと存じます。(引用時後略)

こういった活動情報について日本数学会が集約、広報すること自体には賛同するしどんどん進めていただきたいと思うのだけれども、こういった依頼を「数学教室」向けの文書の中で行う点については勿体ないなぁと感じてしまう。数学者、特に若い世代の数学者が職を求めて所謂「数学科」以外の場所に行くことが増えている昨今、むしろ「数学教室」と呼ばれるような場所以外で仕事している数学者をターゲットとしてこのような情報提供の依頼をすることが重要なのではないか、と考える。

まぁ、数学教室への依頼文書といっても、こうして私のような「数学教室」以外に在籍する(どころか数学会会員ですらない)数学者がこの文書を目にすることもあるわけだからあまり細かいことを気にする必要もないかもしれないが、何となく、「数学教室」以外の数学者は蚊帳の外なのだろうか…と冷たい風が吹くのを感じたのであった。


2012-04-12

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 2月22日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/189まで

_ 気になった論文:Zero Knowledge with Rubik's Cubes(Emmanuel VOLTE and Jacques PATARIN and Valérie NACHEF, IACR ePrint 2012/174

Since the invention of the Rubik's cube by Ern\"o~Rubik in $1974$, similar puzzles have been produced, with various number of faces or stickers. We can use these toys to define several problems in computer science, such as go from one state of the puzzle to another one. In this paper, we will classify some of these problems based on the classic Rubik's cube or on generalized Rubik's Cube. And we will see how we can use them in Zero Knowledge Authentication with a public key in order to achieve a given complexity against the best known attacks (for example $2^{80}$ computations). The efficiency of these schemes, and their possible connection with NP-complete problems will also be discussed.

_ 気になった論文その2:Discrete logarithm computations over finite fields using Reed-Solomon codes(Daniel Augot (LIX, INRIA Saclay - Ile de France), François Morain (LIX), arXiv:1202.4361v1

Cheng and Wan have related the decoding of Reed-Solomon codes to the computation of discrete logarithms over finite fields, with the aim of proving the hardness of their decoding. In this work, we experiment with solving the discrete logarithm over GF(q^h) using Reed-Solomon decoding. For fixed h and q going to infinity, we introduce an algorithm (RSDL) needing O (h! q^2) operations over GF(q), operating on a q x q matrix with (h+2) q non-zero coefficients. We give faster variants including an incremental version and another one that uses auxiliary finite fields that need not be subfields of GF(q^h); this variant is very practical for moderate values of q and h. We include some numerical results of our first implementations.


2012-04-13

_ (4/14記:新年度になって某ミーティングに参加してくれる学生の皆さんが増えたのは喜ばしいのだけど、名前が憶えきれなくて苦労している。毎回「○○の研究してるあの学生さん」などと呼ぶわけにはいかないしなぁ。)


2012-04-14

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 2月22日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/204まで


2012-04-15

_ (4/16記:普段使いの靴が壊れていることを妻に指摘されたので新しい靴を購入した。)


2012-04-16

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 2月22日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/205まで


2012-04-17

_ (4/19記:職場のミーティングで発表当番をこなす。5分ぐらいで終わらせようと思ったはずなのに結局15分以上かかってしまった。)


2012-04-18

_ (4/19記:現在書き途中の論文に計算ミスが見つかって修正に追われている。)


2012-04-19

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 2月23日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/205まで


2012-04-20

_ (4/21記:論文の計算ミスを修正した結果、最終的な値が閉じた式で表せなくなってしまった。本筋とは関係のない箇所だったのでその議論自体を省略することにした。)


2012-04-21

_ 久々に料理をした。料理は並列処理が大切ということで、左手で炒め物の面倒をみつつ右手で空き容器を片付けるなどした。


2012-04-22

_ 某国際研究集会の投稿論文は16ページ以内という制限があるのだが、手元にある原稿は33ページに及んでいる件。さて。


2012-04-23

_ 33ページから16ページへの圧縮に成功。

_ プレプリント確認状況:arXiv:math 2月23日分まで、arXiv:quant-ph 5月31日分まで、IACR ePrint:2012/221まで


2012-04-24

_ (4/30記:職場で研究の議論で盛り上がった。)


2012-04-25

_ (4/30記:職場に赴く日は、他の人と研究の話をしたり事務仕事の相談をしたりと有意義な日もあれば、実質的に出勤簿に打刻をしに行っただけというような不毛な日もあり、この日は後者だった。そういう日に自宅で仕事ができれば移動時間が節約できて効率的なのになぁ。)


2012-04-26

_ (4/30記:共同研究の打ち合わせのため某社に赴く。お昼休みにお弁当を振舞っていただき、「大企業すげー」という気分で帰ってきた(←大袈裟)。)


2012-04-27

_ (4/30記:このところ取り組んでいた論文書き(33ページを16ページに圧縮したものとは別)がとりあえず一段落してだいぶ気が楽になった。)


2012-04-28

_ (4/30記:連休初日。前日の夜から14時間ぐらいぶっ通しで眠ってしまった。)


2012-04-29

_ (4/30記:連休二日目。早くも夏がやってきたかのような気候だった。)


2012-04-30

_ 連休前半最終日。滞っていた日記の更新に勤しむなどしている。

_ ゼルプスト殿下ことtenapiさんがTwitterにて「俺はお釈迦さまのファンなので嘘はつかないように心がけているけど(引用時省略)」と発言されているのを見て、「お釈迦さまのファンなので」という表現の奥ゆかしさに感銘を受けた。どう感銘を受けたのかうまく説明できない自らの文章力の無さがもどかしいけれども、こうした玄妙な表現力の積み重ねによって、あの「日本語なのに読みやすい数学の文章」が成立しているのだなぁ、と感じ入った次第である。

先日Twitterでも書いたが、私自身は将棋の腕前やぷよぷよの腕前は大したことないけれども、それでも将棋のプロが将棋を語ったりぷよぷよの達人がぷよ勝負を語ったりするのを聴いてワクワクさせられることが少なくない。そのような「語り」は、(最低限の予備知識や素養は求められるかもしれないが)語りの主ほどの能力を持たない人にも響くような魅力を備えているということなのだろう。翻って、将棋やぷよぷよよりも数学の方がプロまたはプロ級の人数はずっと多いわけで、必ずしもプロ級の数学力を持っていない人の心にも響くような、ワクワクする数学の「語り」が世の中にもっと満ちていてもいいはずだよなぁ、と思うのである。

勿論、私自身も数学の能力で生計を立てている身である以上、そういった数学の「語り」を生み出してしかるべき側の人間であると考える。その意味で上の思いには多分に自戒が込められているのであるが、冒頭の「お釈迦さまのファン」発言に触れて、そうした「語り」を生み出すための表現力をもっと磨いていきたい、と改めて気を引き締めた次第である。


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