_ (1/6記:少しは正月休み気分を味わうべきということで、妻が借りてきてくれたDVDの『インクハート』という映画を鑑賞した。面白いファンタジーで満足したのだけど、その中に悪党どもが登場人物の蔵書を破壊し燃やしてしまうという場面があり、自分でも驚くほど心が痛むのを感じた。自分で思っている以上に自分は本という存在が好きだったのだなぁと感じ入ったのだが、一方で、最近ちらほらと聞こえてくる「本の「自炊」(←購入者自らが本を分解・スキャンして電子データ化すること)は本を冒涜する行為」などという一部の作家の嘆きにはどうにも共感することができない。表面的には同じく本という存在を破壊する行為であるのだが、「自炊」では本の魂を愛でるために止むなく本の肉体を破壊するのに対して、先の悪党どもの行為は魂もろとも本を滅せんとする所業であり、そこに差があるのだろうなぁと考えを巡らせた。)
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