_ (10/8記:基礎論サマースクール最終日。この日は反復強制法の講義の後半と、強制法に関連するより進んだ話題の紹介で終了であった。非常に有意義な四日間であった。私が感じたことの中で特に強調しておきたいのは、「数学基礎論(特に集合論)は「普通の数学」だ」という点である。つまり、諸概念を導入する動機や「普通の対象とメタな対象の区別」といった特有の注意点など確かに普段触れる数学の分野と趣きを異にする部分もあるけれども、ひとたび問題の定式化が済んでしまえば、その後の議論の進め方はまさしく他の数学分野と同じなのである。*1そんなわけなので、数学基礎論や集合論に興味があるけれども何となく難しそうで敬遠している方(で、さらにこれを読んでいるというレアな方)がもしいたら、騙されたと思って勉強に取り組んでみてはいかがだろうか。(その結果「騙された!」と感じるかもしれないけど(←ぇ)。))
*1 というか、元々組合せ論専攻だった人間からすると、整列順序や半順序を基盤とする強制法の理論展開はむしろ肌に馴染みやすいものですらあった
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